目標
善福カエルは、市民の力で善福寺川を里川に変えることを目標に活動しています。
「里川」とは?
善福カエルの目標の一つは「東京の、杉並の里川って、どんな川?」と、みんなで考えることです。明確な定義はありません。大切にしているのは、話し合い。話し合いをとおして、里川の定義を考え、里川の再生に向けた道筋を考えます。
大切なのは、かかわる人の多様性
住民、行政、専門家、大人、子ども・・・。いろいろな人が集まって話し合うことで、魅力的な「里川」のイメージができあがります。善福カエルでは、職業や立場、世代をこえた「人のつながり」を通して里川の姿を考えています。
「空間のつながり」を再生
川とマチとのつながりを、私たちは「空間のつながり」と呼んでいます。今の川は、マチ(周囲の建物や公園、道路など)とのつながりを失っています。「空間のつながり」を失い、コンクリートや柵で覆われた川は、とても窮屈そうに見えます。川とマチとのつながりを再生し、川にもっと自由を与えることができれば、川はより魅力的に、そして人から愛される存在になると考えています。「空間のつながり」を再生することは、人のためだけではありません。窮屈な川には、生きものも集まりません。植物も根付きません。かろうじて棲(す)んでいる生きものも、ノビノビ暮らせ ません。「空間をつなげる」ことで生きものや植物が棲みやすい環境をつくると、人と自然のつながりが生まれます。川の再生は、私たちにとって一番身近な自然である川がよみがえることでもあります。
「時間」を超えて
今のこと、近い将来のことだけでなく、子どもたちが大人になったときのこと、孫やまだ見ぬ将来世代に対して、どんな善福寺川をバトンタッチしたいかも、考えていきます。
善福カエルは、
人と人、人と川、川とマチとのつながりを再生することが、「里川」に近づく一歩ではないか。ワイワイガヤガヤと「里川」の再生を目指すことが、杉並の元気、東京の元気、そして日本の元気につながるのではないか。と、考えています。